6次産業化が盛んな都道府県はどこ??
最近よく聞くようになって来た6次産業化ですが、6次産業化が盛んに行われている地域はどこなのでしょうか?
農林水産省のデータを元に、様々な面から6次産業化が盛んな都道府県を見つけました。
6次産業化事業者数1位は?
「6次産業化が盛んな都道府県」は、きっと6次産業化に取り組む人の数も多いはず!
そう考え、まずは「6次産業化に取り組む事業者の数が一番多い県」がどこなのかを調べてみることにしました。
すると、4580事業体が存在する県を発見したのです!
それは長野県!
全国で2番目は北海道ですが、ここですら3470事業体。長野県とは1000以上離れています。
当然、6次産業の従事者数も多く、約2万8千人もの人が長野県で働いていることがわかりました。
長野県の人口は約205万人。
つまり長野県の人口の1%以上が6次産業化に取り組んでいるのです!ちょっとびっくりなデータですね。
ちなみに3位には千葉県がランクイン!
調べてみると、千葉県は全国一の直売所の数を誇っており、県内のほとんどの道の駅に直売所が併設されているそうです。6次産業化に取り組みやすい環境が整っていることからそこで働く人も多いということが伺えます。
直売所販売額1位は?
【農林水産省 2017年度データを元に作成(端数切り捨て)】
6次産業はさまざまな形で農作物を販売しますが、その中でも大きいウェイトを占めるのが「直売所」です。
農家が直接、新鮮な採れたて野菜を販売するお店です。
農家が直接売っている店の売り上げが大きい=6次産業化が盛ん!
ということで、直売所の販売額から盛んな都道府県を出してみました。
直売所の販売額が一位な県は…福岡県!
福岡県は、農作物直売所の販売総額は約483億円にも登ります。
調べてみると、福岡県には新鮮な食材売ると評判の直売所が多く存在し、直売所激戦区となっているようです。
販売総額2位は愛知県で販売総額は471億円、3位は埼玉県で462億円!
加工品販売額&年間販売額1位!
農水省が発表している、「農作物加工品販売額」と「6次産業販売総額」から、6次産業化が盛んな都道府県を調べてみました。
まず、農作物の加工品販売額が一番多いのはどこでしょうか?
加工品の販売額が一番高い都道府県は…
北海道!
北海道はさまざまな農作物を加工してお土産物として販売しているため、それによる販売額が高いのだと思われます。
有名な「花畑牧場の生キャラメル」も北海道十勝に拠点がありますね。
そのほかにも、北海道は事業体数も3470で全国で2番。また、農家レストランが全国で1番多いのも北海道だというデータが出ています。
そして6次産業化全体の販売額が一番多いのも、、、
北海道!
2位の静岡に大きく差をつけ、北海道が1位でした。
【農林水産省 2017年度データを元に作成(端数切り捨て)】
北海道は「海産物・乳製品」、2位の静岡は「いちご・メロン・うなぎ」、3位の愛媛は「みかん・じゃこ天」など、特産品やお土産がすぐに思い浮かぶ都道府県が上位にきているのではないかと思います。
生産物をブランド化し、多くの方に知っていただける商品を増やすことで、今後ランキングが変動することも考えられます。
まだまだ目が離せませんね。
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