果物・野菜・酪農・肉など 6次産業化が多い加工品目ベスト5!
6次産業化の売り上げのうち、1番大きく割合を占めているのは、農作物の「加工」です。
収穫した農作物をさまざまな形で加工する、というものですね。
この「農作物の加工による販売金額」は、第6次産業全体の販売金額の45%にあがります。
では、現在日本ではどのような「農作物の加工」が多いのでしょうか?
今日はその、ベスト5を紹介したいと思います!
第5位 調理食品
第5位は、85億円で調理食品がランクイン。
調理食品は前年度77億円から85億円に拡大しています。
共働き家庭の増加で、そのままや温めるだけで食べられるお素材やお弁当、冷凍食品のニーズが増えていることがうかがえます。
第4位 肉製品
第4位は、89億円で肉製品がランクイン。
肉製品も前年度の84億円から89億円に販売額が拡大しています。
〇〇牛や〇〇豚といった様々なブランド名のついた肉製品がたくさんありますよね。
第3位 野菜
第3位は、103億円で野菜がランクイン。
種類の多い野菜は、ぬか漬けやペーストなど、多様な加工品が存在しています。
しかし野菜は、新鮮なものを直売所で販売するという6次産業化も存在しているので、加工品の販売額としてはそこまで多くないというのが現状です。
第2位 果実
第2位は、123億円で果実。
果実の加工品は、ジャムやドライフルーツなどがメインです。
特にドライフルーツは、機械さえ導入すれば多くの果物をドライフルーツとして販売することが可能なため、多くの事業者が取り扱っているようです。
第1位 酪農製品
堂々の第1位は、酪農製品!
畜産による6次産業化は昔から行われていて、豚肉や牛肉などの肉製品や、牛乳やバター・チーズやキャラメルなどの酪農製品が、多くの地域・多様な事業者によって行われてきました。
肉製品は85億円で4位にランクインしていますが、酪農製品はぶっちぎり、164億円で1位になっています。
また、ランキング外ですが、「カット野菜」にも注目です。
というのも、前年度の27億円から、2017年度は35億円、約1.3倍に販売が拡大しています。
5位にランクインした調理食品同様、共働き家庭が増え調理に時間の短縮ができるカット野菜のニーズが増えている結果と言えるでしょう。
今後はこの加工品目にも注目です。
加工商品を作る際に注意するべき「無添加」の記載ルールについて
【共創キャンプ 後編】
【共創キャンプ 前編】
〜地域活性化の事例を発信〜ディスカバー農山漁村の宝アワードとは
6次産業化アワードとは?どんな人が申し込めるの?
6次産業化について学ぼう!全国のセミナー・イベント情報