【農業者も活用できる】事業再構築補助金(第8回)
こんにちは!
MISOマガ編集部です。
10月3日から事業再構築補助金(8回目)の公募が開始になっています。
今からなら、申請準備の段階から間に合いますので、申請を考えられている方はお早めにご検討いただければと思います。
事業再構築補助金は農業者などの個人事業主も使える補助金となっております。
さらに、第5回公募からは「農事組合法人」も対象法人に追加されることになり、農業を営む方にとってはチャンスが広がりました。
ぜひ新規プロジェクトをご検討の方は、このチャンスを活かして新たなチャレンジをしていただければと思います。
今回は、事業再構築補助金(第8回)の概要を理解いただきながら、実際に農業者が事業再構築補助金を活用されてどのような新規プロジェクトに取り組まれているかをイメージしていただけたら幸いです。
それでは見ていきましょう。
※公募要領などの詳細内容につきましては、中小企業庁が出している事業再構築補助金ページにてご確認ください。
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
事業再構築補助金とは
新型コロナウイルス等の影響を受け、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化への対応を支援する補助金です。
その名の通り事業を見直し、新規事業を開始したり、オンラインに対応させるなどの取り組みに対して補助が出ます。
農業においても同じで、今までの経営を大きくするというより、新たな取り組みや変化に対応するための取り組みに対しての支援となります。
(業種変更、新規事業、提供方法変更などの取り組みが対象になります)
事業再構築補助金のスケジュール
【第8回公募】
公募期間:2022年10月3日(月)〜2023年1月13日(金)
申請受付:現在調整中
現在公募されている事業再構築補助金(第8回)は、10月3日から公募が開始され、2023年1月13日が締め切りとなっており、今年度最後の事業再構築補助金とされています。
申請には、必要書類を揃えたり、申請書類作成など思っているより時間がかかるため、早めに進めていただく事をおすすめします。
事業再構築補助金の対象となるために必要な要件は?
事業再構築補助金の申請要件としては、
① 売上が減少していること
② 新分野展開、業種転換、事業・事業転換、事業再編に取り組むこと
③ 認定経営革新等支援機関と事業計画を策定すること
の上記3つとなります。
②の例としては、
・キッチンカーやEC販売など現状の売り方を変更する取り組み
・自社農産品を活用した加工品開発
・遊休地を活用。農業体験とリモートワークができる施設を建設
・果樹農家が新たに観光農園を始める。近隣との相乗効果も期待できる事業展開
・野菜卸売や直売を営む農業者が、新たにバーベキュー・キャンプなど、主とする野菜を軸としたアウトドアレジャー事業を展開
・廃棄野菜を堆肥に再利用して販売
といった内容が一例として挙げられます。
農業者の活用例を一部ご紹介
以下にいくつか実際に支援させていただいた農業者の活用事例をご紹介いたします。
ぜひ事業イメージの参考にしてみてください。
◎こんにゃく農園の新規事業立ち上げプロジェクト
《プロジェクト費用(全体)》 1,500万円程度(建物費含む)
・活用した補助金 :事業再構築補助金
・生産者実費:約500万円(補助率2/3)
《ご依頼内容》初めての事業立ち上げにおいて、立ち上がるまでの資金調達からデザイン・販促までサポートがほしい。
《現状の成果》展示会に出展し、食品だけでなくライフスタイルショップなどから取引依頼。クラウドファンディングは初日で達成。
《支援内容》
・プロジェクト企画
・事業再構築補助金申請のための事業計画書作成
・プロジェクトマネジメント
・商品企画(ネーミング、味の決定、パッケージ企画)
・パッケージデザイン、webデザイン
・展示会企画、出展サポート
・クラウドファンディング立ち上げ
・営業支援
◎自社産品を活用したグルテンフリー商品の開発プロジェクト
《プロジェクト費用(全体)》 2,300万円程度(建物含む)
・活用した補助金 :事業再構築補助金
・生産者実費:約760万円(補助率2/3)
《ご依頼》自社産品をパウダー化した原料を元に、新たに製菓業界に参入したい。商品開発や各種デザイン・販促のサポートがほしい。
《現状の成果》新たに製菓業界に参入することで新しい取引先やチャンスが増えた。
《支援内容》
・プロジェクト企画
・事業再構築補助金申請のための事業計画書作成
・商品企画(ネーミング、味の決定、パッケージ企画)
・パッケージデザイン、ロゴデザイン、包装紙デザイン、webデザインなど
・リーフレット制作、ポップ等の販促支援
・営業支援
今のうちからできること
GビズIDの取得
補助金の申請はjGrants(電子申請システム)と呼ばれるシステムを使うのですが、jGrantsへのログインIDとなる「GビズIDプライムアカウント」を取得しておく必要があります。
GビズIDの取得には最低でも2週間かかるため、とにかく早めの取得申請をお願いします。
◎GビズIDの取得方法
①トップページを開く https://gbiz-id.go.jp/top/
②「gBizIDプライム作成」をクリック
③基本情報を入力、「申請書作成」をクリック
④「OK」を押した後、ダウンロードして書類を印刷
⑤印鑑証明書(個人事業主は印鑑登録証明書)とともに郵送
⑥原則2週間以内にメールが届く
⑦ログイン確認をし、完了
ミラサポplusの登録はGビズIDから行うことが出来ます。
事業の元となる計画をつくる
支援機関による事業計画作成の補助はありますが、「そもそも何をやりたいのか」「どうなりたいのか」という経営者の意思が元になります。
まずは「こんなことをやりたい!」という内容を考えてください。補助事業に限らず、事業計画を考える事は今後も必要になってきますので、考えておいて損はありません。
また、やりたいことがおよそいくらかかるのかの試算もしておいた方がいいでしょう。
よくあるご質問
事業再構築補助金についてのよくある質問は、以下の中小企業庁の「よくあるご質問」ページからご確認いただけます。
事業再構築補助金「よくあるご質問」はこちら
また、過去実施された事業再構築の考察をまとめた記事もありますので、こちらも参考にしてください。
【事業再構築補助金】申請サポートをした事業計画が全て採択。MISO SOUPが抑えた申請ポイントまとめ
【事業再構築補助金】申請書類作成時に気をつけてチェックしたこと
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金1回目の結果より》
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金2回目の結果より》
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金 第3回の結果より》
お気軽にご相談ください
事業再構築補助金は、農業者でも使いやすい補助金となっています。要件を満たせそうな場合には、ぜひ新たなチャレンジに活用していただければと思います。
皆さん中で、
「今考えている事業を壁打ちしたい!」
「この事業は申請内容に入る?」
「いつぐらいまでに何を準備しておけばいいの?」
など、申請に際して不安や疑問を感じているという方は、ぜひお問合せください!
毎年いくつもの農業者の補助金申請をサポートしているMISO SOUPがお答えします。
具体的なサポート内容についてはこちらにまとめています。
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