【事業再構築補助金】申請サポートをした事業計画が全て採択。MISO SOUPが抑えた申請ポイントまとめ
こんにちは、MISOマガ編集部です!
今期注目の補助金「事業再構築補助金」の第1回公募の採択結果が2021年6月17日に発表されました。
第1回公募では、何社かの申請サポートに関わらせていただきました。
今年から始まる補助金という事で、ドキドキの中発表を待っていたのですが
無事、全て採択をいただくことができました!
全体の採択率約36%という厳しい状況の中、無事採択されたことを本当に嬉しく感じています。
今回採択された業種は、野菜農家が新商品開発や加工場設立をしたり、漁業者が新商品開発をしたりというものでした。
まずは、第1回公募の応募件数と採択結果を見ていきたいと思います。
応募件数、採択結果は?
まず初めに、第1回公募の応募件数と採択結果について見ていきます。
第1回公募結果 2021年6月18日発表
応募件数 | 採択件数 | 採択率 | |
---|---|---|---|
通常枠 | 16,968 | 5,104 | 30.1% |
卒業枠 | 80 | 45 | 56.3% |
グローバルV字回復枠 | 2 | 1 | 50% |
緊急事態宣言枠 | 5,181 | 2,866 | 55.3% |
全体 | 22,231 | 8,016 | 36.1% |
※詳細については「第1回公募 採択結果」のページからご確認いただけます。
第1次公募の採択率は、全体で36.1%となっています。
ちなみにですが、採択社名簿の中で、「農業」というキーワードで検索すると、約100件見つかりました。
他の補助金では第1回の採択率は高いことが多いので、今回の事業再構築補助金に関しては採択率が低い印象を受けました。
第2回の応募件数と採択件数にも注目したいところです。
次に、MISOマガ編集部なりに、採択にあたり評価されたと考えられるポイントをまとめましたのでご覧ください。
評価されたと考えられるポイントは?
今回サポートさせていただいた案件から、なぜ採択されたのかというポイントを推測してみました。
・コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んでいた
事業再構築補助金の趣旨として、コロナ禍での新たな社会に対応するための補助金だったこともあり、売上の落ち込みが大きい事業者の採択率は高かったのではないかと推測しています。
・今までの事業の強みをしっかり活かした申請内容にしていたか
新分野展開での申請だとしても、今までの事業の強みを活かしつつ、未来を見据えた明るい事業計画にした事が採択の要因として大きいと考えています。
・事業再構築補助金でなければいけない理由が明記されている
事業者のための補助金は、小規模事業者補助金、IT導入補助金など数多く存在しています。その中でも、なぜ今回の事業再構築補助金で申請する必要があったのかを明確にしたことが採択の要因のひとつに挙げられるかもしれません。
・数値根拠や統計情報の根拠、出典情報の信頼性など計画に対して根拠となる資料を適切に使用する
これを実現したいという思いに加えて、その根拠となる数値や統計などを用いて、しっかり理由付けすることで、計画性のある事業だと判断されて採択率が上がると考えています。
・そもそも申請要件を全て満たしている
申請の際に、書類不備や申請要件を満たしていない応募件数が2,992件(全体の約13%)もありました。事業計画がどれだけ素晴らしくても、要件を満たしていなければ通らないので注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、採択のための想定評価ポイントを5つ紹介しました。
次回申請を考えている人や、次回またチャレンジしようと考えている人はぜひ参考にしていただければと思います。
申請に際して不安を感じているという方は、申請書類作成のサポートもしていますので、ぜひお問い合わせください。
具体的なサポート内容についてはこちらにまとめています。
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