【農業者も使える!】事業再構築補助金(第5回)公募開始!〜農事組合法人も対象に〜
こんにちは!
MISOマガ編集部です。
この度、1月20日(木)より「事業再構築補助金 第5回」の公募が開始となり、公募要領が公表されました。
公募期間は1月20日(木)から3月24日(木)までで、2月中旬から申請受付が開始される予定です。
今からならまだ申請準備の段階から間に合いますので、申請を考えている方はお早めにご検討いただければと思います。
事業再構築補助金は農業者などの個人事業主も使える補助金となっております。
さらに、第5回公募では「農事組合法人」も対象法人に追加されることになり、農業を営む方にとってはチャンスが広がりました。
今回は、第5回公募のスケジュールや前回から変更になった点、申請のために準備しておく事を、MISO SOUPがご紹介いたします。
※公募要領などの詳細内容につきましては、中小企業庁が出している事業再構築補助金ページにてご確認ください。
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
事業再構築補助金とは
新型コロナウイルス等の影響を受け、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化への対応を支援する補助金です。
その名の通り事業を見直し、新規事業を開始したり、オンラインに対応させるなどの取り組みに対して補助が出ます。
農業においても同じで、今までの経営を大きくするというより、新たな取り組みや変化に対応するための取り組みに対しての支援となります。
(業種変更、新規事業、提供方法変更などの取り組みが対象になります)
事業再構築補助金のスケジュール
【第5回公募】
公募期間:2022年1月20日(木)〜2022年3月24日(木)
申請受付:2022年2月中旬 開始予定
【第6回公募以降】
2022年にさらに3回程度の公募を実施予定
2022年は全部で4回程度の公募が実施予定となっております。
申請には、必要書類を揃えたり、申請書類作成など思っているより時間がかかるため、早めに進めていただく事をおすすめします。
事業再構築補助金の対象となるために必要な要件は?
事業再構築補助金の申請要件としては、
①売上が減少していること
②新分野展開、業種転換、事業・事業転換、事業再編に取り組むこと
③認定経営革新等支援機関と事業計画を策定すること
の上記3つとなります。
それぞれご説明いたします。
①売上が減少していること
2020年10月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前の2019年又は2020年1月~3月と比較して10%以上減少している事が申請の条件になります。
(詳細につきましては必ず公募要領 第5回をご確認ください)
売上減少していないと思い込んでいても「当てはめてみたら申請対象クリアしていた!」という事が意外にもあります。
まずは、一度確認してみる事をおすすめいたします。
申請を考えているが、売上減少確認が当てはまっているか不安だとう方は、MISO SOUPまでご連絡ください。
詳細は以下の公募要領 第5回をご確認ください。
令和二年度第三次補正 事業再構築補助金 公募要領(第5回)
(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/koubo005.pdf)一部抜粋
②新分野展開、業種転換、事業・事業転換、事業再編に取り組むこと
新分野展開、業態転換、事業・業種転換、などの事業再構築に取り組むことが条件になります。
農業分野で言うと、
・キッチンカーやEC販売など現状の売り方を変更する取り組み
・自社農産品を活用した加工品開発
・遊休地を有効活用。農業体験とリモートワークができる施設を建設
・果樹農家が新たに観光農園を始める。近隣との相乗効果も期待できる事業展開
・野菜卸売や直売を営む農業者が、新たにバーベキュー・キャンプなど、主とする野菜を軸としたアウトドアレジャー事業を展開
・廃棄野菜を堆肥に再利用して販売
といった内容が一例として挙げられます。
詳しくは以下の、事業再構築指針の手引きをご確認ください。
・事業再構築指針の手引き↓
https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/pdf/shishin_tebiki.pdf
③認定経営革新等支援機関と事業計画を策定すること
認定経営革新等支援機関を確認して、「融資をお願いする先」を決めておく必要があります。
ギリギリでの依頼になると、受け付けていただけない場合があるので、早めの認定支援機関探しをしていただく事をおすすめします。
認定経営革新等支援機関は以下の詳細からご確認ください。
・認定経営革新等支援機関の詳細はこちら↓
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/nintei/
出典:中小企業庁 事業再構築補助金 「必須申請要件」(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/about.php)一部抜粋
第5回公募における主な見直し項目
第5回公募において、前回からの主な見直し項目は以下の3点です。
特に、農業者にとって「農事組合法人の対象法人への追加」は大きな追加項目となりました。
①新規事業売上高10%要件の緩和
3~5年間の事業計画期間終了後、事業再構築で新たに取り組む事業の売上高が、総売上高の10%以上となる事業計画を策定することを求めている要件について、付加価値額の15%以上でも認めることとする。
また、売上高が10億円以上の事業者であって、事業再構築を行う事業部門の売上高が3億円以上である場合には、当該事業部門の売上高の10%以上でも要件を満たすこととする。
②補助対象経費の見直し(貸工場・貸店舗等の貸借料金)
補助事業実施期間内に工場・店舗等の改修等を完了して貸工場・貸店舗等から退去することを条件に、貸工場・貸店舗等の賃借料についても補助対象経費として認める。なお、一時移転に係る費用(貸工場等の賃借料、貸工場等への移転費等)は補助対象経費総額の1/2を上限とする。
③農事組合法人の対象法人への追加
事業再構築への一定のニーズがあることを踏まえ、農事組合法人を対象法人に追加する。
出典:事業再構築補助金:第5回公募における主な見直し項目
(https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/koubo005_omona_minaoshi.pdf)
今のうちからできること
GビズIDの取得
補助金の申請はjGrants(電子申請システム)と呼ばれるシステムを使うのですが、jGrantsへのログインIDとなる「GビズIDプライムアカウント」を取得しておく必要があります。
GビズIDの取得には最低でも2週間かかるため、とにかく早めの取得申請をお願いします。
◎GビズIDの取得方法
①トップページを開く https://gbiz-id.go.jp/top/
②「gBizIDプライム作成」をクリック
③基本情報を入力、「申請書作成」をクリック
④「OK」を押した後、ダウンロードして書類を印刷
⑤印鑑証明書(個人事業主は印鑑登録証明書)とともに郵送
⑥原則2週間以内にメールが届く
⑦ログイン確認をし、完了
ミラサポplusの登録はGビズIDから行うことが出来ます。
事業の元となる計画をつくる
支援機関による事業計画作成の補助はありますが、「そもそも何をやりたいのか」「どうなりたいのか」という経営者の意思が元になります。
まずは「こんなことをやりたい!」という内容を考えてください。補助事業に限らず、事業計画を考える事は今後も必要になってきますので、考えておいて損はありません。
また、やりたいことがおよそいくらかかるのかの試算もしておいた方がいいでしょう。
よくあるご質問
事業再構築補助金についてのよくある質問は、以下の中小企業庁の「よくあるご質問」ページからご確認いただけます。
事業再構築補助金「よくあるご質問」はこちら
また、過去実施された事業再構築の考察をまとめた記事もありますので、こちらも参考にしてください。
【事業再構築補助金】申請サポートをした事業計画が全て採択。MISO SOUPが抑えた申請ポイントまとめ
【事業再構築補助金】申請書類作成時に気をつけてチェックしたこと
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金1回目の結果より》
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金2回目の結果より》
【事業再構築補助金】農業関連ではどういった事業が採択されているのか《事業再構築補助金 第3回の結果より》
無料オンラインセミナーのご案内
事業再構築補助金に関するオンラインセミナーを以下の日程で開催いたします。
事業再構築補助金について知っていただけて、農業分野での活用方法もイメージしていただける内容となっております。
少しでも興味のある方はぜひご参加ください。
参加費用は無料、限定10名となっておりますので、早めのお申し込みをよろしくお願いいたします。
【開催日時】(※時間をずらして2回開催を予定しています)
2022年2月8日(火) ①18:00〜18:50 ②19:00〜19:50
【セミナー内容】
・事業再構築補助金の説明(概要・準備するもの・スケジュールなど)
・質疑応答
【申込方法】
フォームに氏名・電話・メールアドレスなど入力
https://forms.gle/RMecjRJbTZbD7zcY8
【参加費】
無料
【開催場所】
オンラインミーティングツールzoomにて
※お申込みいただいた方には後ほどURLを記載したメールをお送りいたします。
MISO SOUPにご相談ください
新型コロナウイルスの影響は大きく、飲食店や宿泊業をメインの販路としていた農業者の中には大きな打撃を受けた人もいました。
一方で新たに事業転換や販売形態を変えた農業者もいました。
大切なのは、世の中の起きている状況をただ嘆くのではなく、対応するための新しい事業やひいては売上を伸ばすための施策に取り組んでいくことだと感じています。
コロナ禍でさまざまな農業者の変化に立ち会ってきて、私たちにとっても常に新たな事業にチャレンジすることの大切さを改めて実感させられた1年でした。
事業再構築補助金は、農業者でも使いやすい補助金となっています。要件を満たせそうな場合には、ぜひ新たなチャレンジに活用していただければと思います。
皆さん中で、
「今考えている事業を壁打ちしたい!」
「この事業は申請内容に入る?」
「いつぐらいまでに何を準備しておけばいいの?」
など、申請に際して不安や疑問を感じているという方は、ぜひお問合せください!
毎年いくつもの農業者の補助金申請をサポートしているMISO SOUPがお答えします。
具体的なサポート内容についてはこちらにまとめています。
お問い合わせは以下よりお願いいたします。
加工商品を作る際に注意するべき「無添加」の記載ルールについて
【共創キャンプ 後編】
【共創キャンプ 前編】
〜地域活性化の事例を発信〜ディスカバー農山漁村の宝アワードとは
6次産業化アワードとは?どんな人が申し込めるの?
6次産業化について学ぼう!全国のセミナー・イベント情報