農産物のファンを作ろう!農家さんのSNSの始め方
こんにちは!MISOマガ編集部です!
突然ですが、皆さんSNSは何かされていますか?
やりたいけど、何から始めたらいいか分からない、アカウントを作ってはみたけれど忙しくてなかなか更新できていない・・・とお悩みではないでしょうか。
消費者に自分たちの農産物を販売していきたい!販路を拡大したい!とお考えの農家さんにとって、手軽に且つ無料でもできるPRツールとしてぜひSNSの活用をおすすめします。
今回はSNSの始め方や活用のポイントについてご紹介します。
SNSをやるメリット
みんながやってるから何かやらなきゃとただ漠然と始めるのではなく、そもそもSNSにはどんなメリットがあるのかを理解して自分たちがやる目的を明確にしておくことが大切です。
1. 他社農産物との差別化
〇〇産や糖度〇%などのスペックだけでは、数ある他の農産物との差別化は難しく価格競争になりがちです。SNSで自分たち独自の情報を発信することで、差別化を図ることができます。
2. 農園・農産物のファンになってもらえる
SNSで発信される農園や農産物の情報に興味を持ってくれたり、共感してくれるとファンになってもらえます。ファンになってもらえると、将来的に農産物を購入してくれたり、口コミで農園や農産物のことを広めてくれることも期待できます。
3.農園を知らない人へのPRができる
農園をまだ知らない全国の人、引いては全世界に向けて無料でPRすることができます。グーグルやヤフーだけでなく、今では情報検索をSNSで行う時代。いきなり高い広告費を使って宣伝するよりも、まずは無料でも始められるSNSから取り組んでみましょう。
4.手軽に始められる
無料でアカウントを作れるSNSもありますし、簡単な文章や写真だけ用意すればスマホだけで運用することができたりと手軽に始めることができます。
5.直接消費者とつながることで集客できる
イベントでの出店や新商品の発売の告知などをSNSを使えば、普段投稿を見てくれている消費者に直接お知らせすることができます。
どんなSNSがあるの?
【Facebook】
ハンドルネームの使用が一般的なSNSとは異なり、実名での登録がベースになっている。企業の利用が多いのも特徴。
アカウントの作り方はこちら
【Instagram】
写真・動画の撮影・編集・共有に特化したSNS。国内では10代の約半数が利用しており、20代・30代の女性ユーザーが多い。
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【twitter】
1回につき140文字までのテキスト(=ツイート)を投稿するというシンプルさが特徴。FacebookやInstagramに比べるとより拡散性が高い。
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【LINE】
友達登録している人にタイムラインの投稿を見せることができる。他のSNSに比べると開封率が高いため、友達登録してもらえれば読まれる可能性が高い。
アカウントの作り方はこちら
【ブログ】※SMSツールではありませんが、SNSと同じようなことができる
自分の意見や感想を日記風に記して、それに対する感想などを閲覧者が自由にコメントできる形式のWebサイト。
SNS運用のポイント
1. 継続して定期的に情報発信する
1週間に一度、一言二言でも、画像だけでもいいのでとにかくコツコツ継続することが大切です。情報発信を続けていると少しずつフォロワーやファンが増えていきます。
2. テーマやターゲットを決めて投稿する
どんな人たちに向けて、どんな情報を発信していくのか最初に決めておくと投稿の内容がぶれず、特定の人たちにPRしやすくなります。継続して情報発信する上でも、投稿する内容を考えやすくなります。
例えば・・・
都会に住む既婚女性に向けて、日常生活をつづる農家の嫁日記
家庭料理や食に興味のある人に向けて、自分たちの農産物を使った朝ごはんを紹介する農家の朝ごはん
など
3.広告宣伝色を出さない
商品アピールや告知ばかりだと、消費者には飽きられてしまいます。アピールしたい消費者に面白いと思ってもらえたり、興味を持ってもらえるような内容を心がけましょう。
4.農家さんの人となり(個性)が伝わるような投稿をする
メリットにも書いたように、他の農産物との差別化をするために自分たちならではの個性を伝えることがとても大切です。農産物のブランディングにもつながります。
5.コメントやいいね!をしてくれた人にリアクションを返す
投稿した内容にコメントをしてくれたり、いいね!をしてくれた人には積極的にリアクションを返しましょう。リアクションしてくれた人がファンになってくれたり、SNS上でコミュニケーションが活発に行われてアカウントが盛り上がっている、注目されているとアピールすることができます。
6.運用ルールを決めて発信する
SNSは継続することが大切です。手軽にできるとは言え、本業である農業以外で時間が取られることにはなるので、情報発信の頻度や担当を決めて無理のない範囲で運用していきましょう。
7.分析・反応を振り返る
SNSを始めてある程度投稿内容がたまってきたら、どの投稿が多く見られていたのか、反応があったのかなど定期的に振り返ることで、よりSNSを効果的に活用していけるようになります。
どんな投稿をすればいいの?
具体的にはどんな投稿をしていけばいいんだろう・・・とお悩みの方は、こちらを参考になさってみてください。自分が興味のあるSNSのアカウント(農業以外でもOK)を見て参考にしてみると色んなヒントも見つかりますよ。
・農家さんの農業や農産物に込める想い
どんな想いで農産物を育てているのか、ご自身の農業に対する理念などを伝えることで農産物に深みが出てブランディングにつながります。
・畑の風景
農家さんにとっては当たり前の日常の風景も都会暮らしをしている人には新鮮で興味のある風景になります。
・育てている農産物の成長の様子
収穫前の農産物の様子を伝えていくことで、農産物への愛着が出てきたり、成長していく過程は農業をしたことがない人にとっては興味深い内容です。
・農地の周りの自然風景
都会暮らしの消費者にとっては、山や川、草花などの自然風景はそれだけでも癒されたり、興味を感じるものになります。農産物を育てている環境のすばらしさを伝えることもできます。
・農家さんの食卓
育てている野菜を使った料理を紹介することで、農産物を購入した後の具体的なイメージができるので、購買につなげることが期待できます。料理の紹介はSNSのコンテンツの中でも人気の高い内容の一つです。
いかがでしたでしょうか。
SNSは継続することでファンがついて、少しずつ広がっていくものなので頑張りすぎず、まずはできる範囲で始めてみましょう。投稿した内容に反応があったり、フォロワーが増えていくとSNSを楽しんで運用できるようになりますよ。
MISO SOUPでもFacebook、twitter、LINEで情報発信していますので、ぜひご覧になっていただけたら嬉しいです。
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