始めてみたい!観光農園 そのメリットとデメリットとは?
こんにちは!MISOマガ編集部です!
観光農園に興味がある、始めてみたいとお考えの農家さんは多いのではないでしょうか。
若者からファミリー、シニア層まで幅広い世代に人気の観光農園ですが、6次産業化への取り組みとしても注目されています。
今回は観光農園を始めるメリットとデメリット、成功させるポイントについてまとめてみました。

観光農園をやるメリット
では、観光農園をやるとどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。いくつか挙げてみます。
◆メリット
1. 農業体験をしてもらうことで農園や農産物のファンが作れる
農業体験を通して消費者と直接ふれ合い、交流することで、自分たちの農園や農作物の魅力を直接伝えることができるため、ファン(固定客・リピーター)になってもらうことができます。
2. 収穫、袋詰め(梱包)する作業の手間が省ける
農家さんにとって収穫はとても手間のかかる作業です。お客様が収穫するため、収穫作業はは軽減されます。また、お客様が収穫した農作物をその場で販売するため、農協や直売所で販売する時のような個別の袋詰めや梱包作業も必要ありません。
3.傷モノや規格外のモノでも売れる
味や品質に問題はないのに、ちょっとした傷が付いていたり、形や大きさが規格外で卸売りできない農作物でもお客様に収穫してもらうことで販売することができます。
4.加工品などのお土産販売ができる
収穫した農作物以外にもジャムやジュース、スイーツなどの加工品を農園に来たお客様に販売できます。お客様の反応が良ければ、直売所やインターネット販売など販路を拡大できる可能性も!
◆デメリット
1.初期設備投資がかかる
トイレや駐車場、休憩スペース、看板など観光農園の運営に最低限必要な設備を導入するための初期コストがかかります。
2.接客や予約管理の人件費がかかる
農園に来てくれたお客様に対応するだけでなく、電話やメールによるお客様からの問い合わせ対応や予約管理など、農作業以外に観光農園の運営で新たな人件費がかかるようになります。
3.観光業(サービス業)のノウハウが必要
観光農園は「農作物を作って売る」という農業とは違う業種=観光業になるため、集客や接客、設備などの新しいノウハウが運営のためには必要になります。
コストの面では、周辺の農家さんと共同で運営したり、各自治体の補助金制度を利用することもできるので、まずは相談したり調べてみてはいかがでしょうか。
観光農園成功のポイント
◆集客
まずお客様が農園に来てくれなければ何も始まりません。集客は観光農園の運営において最も重要なことです。
集客の方法としては、ホームページやSNS(Facebook、インスタグラム、You Tube)の活用が効果的です。
農園で収穫できる野菜や果物の紹介や農園に来てくれたお客様の口コミを紹介するなど、常に情報発信していくことが集客につながります。
◆設備の充実・清潔感
お客様が利用するトイレや手洗い場、休憩スペースがきれいで清潔だと、お客様の満足度向上につながります。またバリアフリーや長靴・エプロンのレンタルなど利便性が良いことがアピールポイントになります。
◆リピーター(ファン)を作る
農園のファンになってもらえると、また次の年も来てくれたり、友人・知人を連れてきてくれたりと集客につながります。ファンになってくれたお客様の口コミによって、新たなお客様が農園のことを知るきっかけになったり、農園に行きたいと思ってもらえるようになります。
◆収穫以外の体験を提供する工夫
全国に数多とある観光農園の中でどうやって差別化するかも重要なポイント。例えば収穫した野菜や果物を使って料理体験ができたり、BBQができたりする観光農園もあります。自分たちの農園ならではの独自性のある体験ができると口コミにもつながります。
自社にホームページが必要だ!と感じた方は、メリット・デメリットを理解し、作ってみてはいかがでしょうか。
◆モノではなくコト(体験)を売るサービス業であるという意識を持つ
どうやったらお客様は楽しめるのか?という視点を常に持つことが観光農園の運営において必要かつ、農業とは異なるサービス業としての大きな違いです。
◆利益を出すビジネスモデルの設計
設備や人件費など観光農園の運営には初期コストがある程度かかるため、入場料の価格設定や収穫した農作物の販売価格など、どこでどれだけの利益が出せるのかの設計が重要です。
いかがでしたでしょうか?
メリット・デメリットを理解したうえで、観光農園を始めたい!とお考えの農家さんはぜひチャレンジしてみてください。ホームページの制作や集客でご相談があればMISO SOUPにぜひお気軽にご連絡くださいね!
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