今年度の受賞者は??6次産業化アワードとは
こんにちは!MISOマガ編集部です。
みなさんは、自分の6次産業化に自信はありますか?
もし自信があるなら、チャレンジしてみてほしい賞があります。
それは、「6次産業化アワード」です!
まさに6次産業化の頂点とも言えるこのアワードには、どなたでもチャレンジすることができます。過去の表彰者は、いまもなお活躍されている会社ばかり。
これから6次産業化に取り組む人は、どんな賞なのか知っておいて損はないはずです。
6次産業化アワードとは
6次産業化アワードとは、農林水産省の補助事業「令和元年度6次産業化事例収集・情報発信事業」の一環で実施されている表彰です。
全国から自選・他薦で集められた取り組みの中で特に優れたものに「農林水産大臣賞」「農林水産省食料産業局長賞」「審査委員長症奨励賞」が与えられます。
平成25年から始まり、今回で7回目となります。ではまず、今年度の受賞者からご紹介します。
令和元年度受賞者
<農林水産大臣賞>
有限会社ワールドファーム (茨城県つくば市)
農産物の国産化と一次加工(カット、冷凍)と若手就農者の雇用収納
<食料産業局長賞>
十勝清水コスモスファーム(有限会社コスモス)(北海道清水町)
ブラウンイス牛をブランディングした食肉加工事業
有限会社伊豆沼農産(宮城県登米市)
養豚、加工、農業上レストラン、直売マーケット、外販・通販、農泊・食農体験まで展開
株式会社ザファーム(千葉県香取市)
農業体験をはじめとする宿泊、温浴施設等の農園リゾート
株式会社いえじま家族(沖縄県伊江村)
伊江島産小麦の生産・加工、特産品とのコラボ商品開発
<奨励賞>
・6次産業化モデル企業賞
株式会社早和果樹園(和歌山県有田市)
みかんの生産・加工・販売、若手就農の促進
・遠隔地の課題解決モデル賞
株式会社オキス(鹿児島県鹿屋市)
農産物の生産、乾燥野菜の加工・販売・流通
・ものづくり地域支援賞
株式会社赤城深山ファーム(群馬県渋川市)
無農薬そば栽培
・若手経営者賞
株式会社ゆうぼく(愛媛県西予市)
牧場運営、精肉加工・販売、レストラン運営
・地域課題解決賞
株式会社タケマン(福岡県糸島市)
国産メンマの製造・販売
・地域資源有効活用賞
村商株式会社(鹿児島県肝付町)
黒毛和牛の生産、保育、育成、肥育、加工までの一貫した取り組み
・里山地域資源活用賞
株式会社そば研(秋田県羽後町)
農耕放棄地の解消を目指した玄そば販売・加工
・地方活性化賞
株式会社NIKI Hillsヴィレッジ(北海道仁木町)
地元産のワイン用ブドウを使用した国産ワインの製造・販売
・国産化推進賞
秋田やまもと農業協同組合(秋田県三種町)
地産地消にこだわった食農の実践
・地域女性雇用創出賞
有限会社柚冬庵(徳島県那賀町)
ゆず農家の女性たちによるゆずの加工品開発・販売
・多角化チャレンジ賞
水産物の加工・販売、共済・信用事業、指導、購買・製氷冷凍事業
今までの表彰者
今までどういった人たちが表彰されてきたのでしょうか。
平成25年度からご紹介します。
平成25年度
<農林水産大臣賞>
農業生産法人こと京都株式会社(京都府)
ネギで全国制覇を目指す!京都で事が始まり、6次産業化ビジネスで新たな”こと”を起こす
<食料産業局長賞>
株式会社庄内こめ工房(山形県)
120軒の米農家が集結!連携を重ねた6次産業化で輸出も実現
有限会社ひよこカンパニー(鳥取県)
年間100万人が訪れる都市と農村の交流の場
馬路村農業協同組合(高知県)
ブランド卵を使ったカフェが次に目指すのは農業のテーマパーク
株式会社コッコファーム(熊本県)
地域をブランド化して売り込む。農業と観光を結びつけたJAの6次産業化
あしきた農業協同組合(熊本県)
地域と連携した小さなJAの大きな6次産業化
平成26年度
<農林水産大臣賞>
株式会社早和果樹園(和歌山県)
おいしいみかんを全国・世界へ発信!消費者視点の商品づくり
<食料産業局長賞>
有限会社柏崎青果(青森県)
加工技術と輸出を通じて「黒にんにく産地」の形成とブランド化を先導
株式会社いでぼく(静岡県)
高品質な生乳から作る製品の価値を対面販売で消費者へ
株式会社恵那川上屋(岐阜県)
超特選栗をブランド化!地域ぐるみの取組
やまいもまつり有限会社(山口県)
やまいも文化を発信するとともに耕作放棄地の解消へ
株式会社お菓子のポルシェ(沖縄県)
地域ぐるみで開発したお菓子で新たな沖縄土産市場を開拓
平成27年度
<農林水産大臣賞>
株式会社瀬戸内ジャムズガーデン(山口県)
島だからこそできる「ジャム作り」による島おこしモデル
<食料産業局長賞>
帯広市川西農業協同組合(北海道)
組合のネットワーク・連携による品質維持と輸出を活用した価格の安定化とブランド化を実施
株式会社アーク(岩手県)
地域との共生によって養豚を中心としたファームマーケットを運営
株式会社椿(東京都)
「農業」×「芸術」による化粧品界のロマネ・コンティを目指す
株式会社六星(石川県)
地域水田連携による、日本型水田活用の新しい農業経営モデルの確立
沖縄県車海老漁業協同組合(沖縄県)
地域資源「海洋深層水」を活用した県内産業の活性化
平成28年度
<農林水産大臣賞>
カタシモワインフード株式会社(大阪府)
100年続くデラウェア産地を守り、次の100年につなげる大阪ワイン作り
<食料産業局長賞>
株式会社大潟村あきたこまち生産者協会(秋田県)
とことん米に追求したことで辿りついた「グルテンフリー」
株式会社なかひら農場(長野県)
農家だからこそできる素材を生かした高付加価値ジュース
有限会社デイリーファーム(愛知県)
安全・安心で美味しいたまごでお客様の健康へ貢献
株式会社農業公園信貴山のどか村(奈良県)
自治体には頼らない6次産業化経営により多数の来場を実現
平成29年度
<農林水産大臣賞>
株式会社あいあいファーム(沖縄県)
飲食業から農業を開始。廃校を改装した一括施設
<食料産業局長賞>
株式会社やまがたさくらんぼファーム(山形県)
直販、観光特化のサクランボ果樹園
有限会社高儀農場(新潟県)
「産地直食」トマト生産から農家レストランまで
有限会社わくわく手づくりファーム川北(石川県)
一歩先行くご当地ビール
<奨励賞>
・グローカルチャレンジ賞
株式会社NIKI Hillsヴィレッジ(北海道)
広告代理店がワイナリー事業
・広域ネットワーク賞
とちぎ農業ネットワーク企業組合(栃木県)
農業者以外を巻き込んだ法人組織
・女性活躍賞
有限会社貫井園(埼玉県)
全国の農業女子を引っ張るシイタケ生産の女性農業者
・地域連携賞
株式会社オオノ農園(千葉県)
落花生のいまさ極める農法、加工法
・地域資源活用賞
有限会社ティーエム しろうま農場(長野県)
白馬育ちをブランド化
・地域発展貢献賞
株式会社まるやま農場(静岡県)
飴色の柔らかい干し芋を農薬不使用で
・経営戦略賞
有限会社旭養鶏舎(島根県)
社会課題から考える、自社製品の進化
・農福連携賞
社会福祉法人E.G.F(山口県)
社会福祉に農業生かす
・水産事業拡大賞
株式会社アクアグローバルフーズ(福岡県)
独自のカキ養殖「濃厚みるくがき」
・次世代の担い手賞
有限会社永渕ファームリンク(佐賀県)
若い力で「金星(きんぼし)佐賀豚」ブランド化
・資源活用アイデア賞
有限会社大分の空634(大分県)
空港に”最も近い”農海産物直売所・レストラン
6次産業化を検討している農家さんはぜひ受賞者の取り組みを参考になさってみてください。
また来年度のアワード募集も行われるので現在6次産業化に取り組まれている農家さんは応募を検討してみるのはいかがでしょうか。
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