シェアリングエコノミーが農業を変える!?
こんにちは!MISOマガ編集部です。
農業は、土地、人、お金、機械、技術など、色々なものが必要になりますよね。
一から全て揃えるのはなかなか大変なことです。
しかし、スマートフォンやSNSが広く普及し、個人間で世界中の人と繋がることができるようになった今、様々なものを買うのではなく皆でシェアすることも可能です。もちろん農業においても同じことが言えます。
そういった皆で共有する経済の動きはシェアリングエコノミーと言われています。
今回はシェアリングエコノミーと農業の関わり方について考えてみたいと思います。
シェアリングエコノミーとは?
まずは改めてシェアリングエコノミーの定義を説明します。
シェアリングエコノミーとは、インターネット上のプラットフォームを介して個人間でシェア(賃借や売買や提供)をしていく新しい経済の動きです。
シェアリングエコノミーは、おもに、場所・乗り物・モノ・人・スキル・お金の5つに分類されます。
(引用:シェアリングエコノミー協会)
有名なシェアリングエコノミーとしては、民泊の仲介サービス「Airbnb」や売りたい人と買いたい人を繋げる「メルカリ」などが挙げられます。
さらにクラウドファンディングのようなプラットフォームもシェアリングエコノミーに含まれます。
気がつけば、身の回りにシェアリングエコノミーは溢れています。
農業をする中でシェアリングエコノミーをどう使っていけるかを下で見てみましょう。
農業とシェアリングエコノミー
農業は土地が必要で、人も必要で、機械も必要で、スキルも必要で、お金も必要。
そう考えると農業は多くのものをシェアできると思います。実際にどういったことができるのか見てみましょう。
土地の場合
土地に関しては、農地を貸したい人と借りたい人をマッチングすることで、農地をシェアすることができます。
ただ農地に関しては、農地法や条件などで円滑な取引が難しいといったところもありますが、円滑なシェアが可能になれば、効率的な農業経営を行えるのではないかと感じます。
人の場合
人に関しては、農繁期と農閑期が異なる農家間で雇用者をシェアリングすることで、経営者側は人材を探す手間がなくなり、それにかける手間が少なく済むことが考えられます。
一方で雇用される側も年間を通じて仕事ができ、かつ様々な農業を体験することでスキルも増えます。人材のシェアは農業にとって今後重要になってくるのではないかと思います。
機械の場合
機械に関しては、複数の農家で機械をシェアすることで生産にかかるコストを抑えることができます。
トラクターやコンバインは高価なもので生産コストを高くする要因の一つにもなっているので、農業機械のシェアは農家の所得向上にも貢献すると考えられます。
スキルの場合
スキルに関しては、自分のスキルを販売することもできますし、農業という体験を販売することもできます。
農家だから農産物の販売だけで収入を得るのではなくて、農業の無形の部分を売ることもできるということを意識して、所得の向上を図っていくことができます。
お金の場合
お金に関しては、資金集めの方法としてクラウドファンディングを利用して集めることができます。
実際にクラウドファンディングで1,000万円以上集めたと言う事例もあります。
クラウドファンディングを利用することは宣伝の効果も期待でき、農産物や加工品で返済することもできるので、農家として資金集めの選択肢に入れてくことも大切です。
色々書いて来ましたが、これらはすでに現実で行われているものもあります。
そう考えると、農業もシェアリングエコノミーが当たり前の時代になると思いませんか?シェアリングエコノミー の今後には要注目ですね!
農業とシェアリングエコノミーのこれから
シェアリングエコノミー自体の歴史も浅く、農業におけるシェアリングについても新しいサービスが出てくることは十分に考えられます。
農業が抱える問題などについても、シェアリングエコノミーで解決できることが多くあるかもしれませんね。
農業経営をしていく上で、自身の経営にあったシェアリングがあれば積極的に使っていくことで、低コストでかつ効率的な農業が実現できるのではないでしょうか。
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