事例概要

　千葉県八代市でパクチー栽培を行う「立川あゆみ」さんの加工品直接販売を始める想いを叶えるため、パクチー加工品のブランド化、ロゴ制作、LPサイト制作、クラウドファウンティングなどのディレクションを行いました。

課題/キッカケ

　高齢の両親が高額な機材の買い替えを検討しながら、懸命に土地を守ろうとしている姿に感銘を受け、農業を継ぐことを決意し、農業を通して生まれ育った地域に恩返ししたいと考えていました。その中で、栽培を始めたパクチーの直接販売開始や、商品・生産者の特徴を活かしたブランド化及び販路拡大を並走してくれるパートナーを探していました。

実施内容

プロジェクトキックオフ

　プロジェクト初期から参画し、消費者に届けたい想いや農園のゴールなどをヒアリングしながら方向性を決めていきました。　
　MISOSOUPはブランド開発とクラウドファウンティング/プレスリリースによる初期認知拡大まで並走し、直接販売を開始する新たな挑戦を後押しすることにしました。

コンセプト企画、ネーミング

　商品を自らの娘たちに見立てて焦点を置き、今後生み出す商品に愛着を持ち、パクチーの姉妹商品を増やしていくというコンセプトから「PAKUCI SISTERS」とネーミングしました。

ロゴデザイン

　生産者の笑顔が素敵なことや、元お笑い芸人であるという経歴を踏まえて生産者のキャラを全面に出したロゴデザインにしました。自分自身がロゴになっているということもあり、コンセプトもわかりやすく伝えることができるようになっています。

LPサイト制作

　作成したブランド商品の直接販売開始の土台として、LPサイト制作も手がけました。生産者のこだわりやストーリーなどを載せることで、サイトを訪れたかたに商品に込めた想いが伝わるように設計しました。また、商品の楽しみ方やモニターの声を入れることで、初めて商品を購入する人にも楽しみかたがわかるように意識をしました。

クラウドファンディング

　商品開発やLPサイト制作だけでは認知拡大に限度があるため、初期プロモーションのためクラウドファンディングを行いました。また、メディア露出も狙ってプレスリリースも合わせて実施しました。

結果/その後

　生産者のストーリーや特徴を商品に反映したことが話題を生み、行列ができる商品になりました。クラウドファウンティングやプレスリリース直後には、地元新聞にも取り上げられるなど、メディア露出も広がっています。
　MISOSOUPとの繋がりで新たな一歩を踏み出したことで、自ら行動するキッカケづくりが出来ました。行動を始めることで仲間も増えていき、新しいチャレンジがどんどん生み出されています。
　生産者自らがスタートした取り組みとして、日曜日限定でオープンしているパクチー加工品直売所は開店前から行列ができる爆発的な人気を生み出しました。そして法人化も成功し、インド料理屋さんとパクチーグリーンカレーを共同開発するなど、パクチーを通して八千代市の地域産業を牽引する存在となっています。

ポイント