農業対応のクラウド会計ソフト「freee」で、『やりたい農業』に集中できる時間を作りませんか?
こんにちは!
MISOマガ編集部です。
みなさんは「freee」というサービスを知っていますか?
freeeは、会計/確定申告や給与計算/労務管理の作業を効率的にできるクラウドサービスです。
農業向けの製品開発やサービス提供に力を入れており、多くの農家さんが活用されています。
MISO SOUPが関わっている農家さんからも、「使っている」「使ってみたい」という声をよく聞きます。
今回は農家さんにおすすめしたいクラウド会計ソフトのfreeeの紹介をします。
freeeを導入して、空いた時間で『やりたい農業』を実現していってほしいという想いです。
こんな悩みをお持ちの農業者さまには特にオススメです!
- 毎年度末の確定申告、帳簿付けが面倒でなんとかしたい
- 直接販売を始めたので、販売管理などの経理作業が負担になってきた
- パート/正社員を雇用しているので、給与計算が大変
- 農園はどんぶり勘定なので、今のお金の状態が全く把握できていない
今回は、freeeで農業向けの担当を務めている森さんに、詳しいお話を伺いました。
こんにちは、freeeで農業向けの専任担当を務めている森です!
freee農業チームではTwitterで情報発信を行っています。よければこちらもフォローくださいね。
今回の記事では、農業者さまがfreeeを活用いただくメリットについて詳しくご紹介します。
〜目次〜
freeeとは?
freeeは「クラウド型」と呼ばれる、オンライン上で利用ができる会計ソフト/給与計算ソフトです。
これまでのソフトはCD-ROMを購入してパソコンにインストールするものが主流でした。この場合、ソフトを利用できるパソコンは1台に限られてしまいます(MacBookを使っている方はCD-ROMのインストールさえできません…!)。
クラウド型のソフトの場合、「Google Chrome」や「Firefox」「Internet Expolorer」などのブラウザを立ち上げて、オンライン上でIDとパスワードからログインして利用します。GmailやFacebookをパソコン上で利用する感覚と同じです。
そのため、複数のパソコンで同時に利用ができるほか、スマホやタブレットでも操作ができます。
freeeは2013年にサービスの提供を始めており、現在では100万以上の事業者様がご利用、クラウド型の会計/給与ソフトの分野ではNo.1のシェアとなっています。
クラウド会計ソフトの中では唯一、農業所得の確定申告に対応しています。
個人事業主の農業者さまがクラウド会計ソフトをご利用の場合、現状の選択肢ではfreee一択となっています。
(もちろん、株式会社などの農業法人の帳簿付け・決算にもfreeeは対応しています。)
※法人シェア。BCNおよびMM総研調べ。2017年8月より、クラウド給与計算ソフトfreeeは、機能を強化し、新たに「人事労務freee」というサービス名に変更しました。
また、インストール型ソフトの場合、パソコンに保存していたデータを紛失すると復旧できないケースがほとんどです。
freeeは特定のパソコンに依存せずクラウド上にデータを安全に保管しているため、万が一の場合も安心です。
会計freeeのオススメポイント6選
会計freeeを活用すると、普段の経理作業や決算の手間を大幅に効率化できます。ここでは筆者オススメのポイントをご紹介します。
1. 銀行やクレカのウェブ明細と自動で同期・仕訳できる
近年多くの金融機関が、ウェブ上で入出金明細を閲覧できる「オンラインバンキング」を提供しています。
また、クレジットカードの発行会社も、利用明細をオンライン上で確認できるサービスを用意しています。
freeeはこれらのウェブ明細を自動で同期し、会計ソフトに取り込むことができます。
さらに「携帯電話料金なら『通信料』」・「農協からの入金なら『売上』」といったように、明細から仕訳の内容を自動登録します(この自動化機能には、最近話題のAIが搭載されています)。
これまでは紙の通帳やクレジットカード明細を目で確認し、ご自身で仕訳を判断してソフトに打ち込む必要がありました。freeeならその手間を省くことができます。
2. 領収書はスマホアプリで撮影して自動で帳簿付け
銀行通帳やクレジットカード明細以上に管理や帳簿付けが面倒なのが、領収書ではないでしょうか。中には「タンスの奥にしまっておいた1年前の領収書を引っ張り出したら、黒ずんで読めなくなってしまった…」なんてこともあるかもしれません。
そんなお悩みには、freeeのスマホアプリが役立ちます。
freeeのアプリには領収書を写真撮影する機能がついています。撮影した画像はfreeeに搭載されているAIが自動解析し、日付や金額・勘定科目を推測します。領収書を一枚ずつチェックしながら、帳簿付けする必要がなくなります。
「領収書が大量にたまっていて、写真撮影するのも面倒くさい!」といった方の場合には、富士通が提供しているScanSnapというスキャナーを併用するのがオススメです。
ScanSnapで大量の領収書を一気にスキャンすると、その画像データがfreeeにまとめて保存され、仕訳を自動推測してくれます。
3. 見積/納品/請求書の発行と入金確認もfreeeでまとめて効率化
特定の取引先に作物を直接販売されている農業者さまの場合、請求書の発行や入金確認など、「販売管理」と呼ばれる事務作業が発生します。「販売は好調なのに、販売管理の手間が足を引っ張って営業活動に集中できない…」といったように、意外と見落とされがちなコストを生んでいます。
freeeは、見積/納品/請求書の発行機能を備えています。所定のフォーマットの必要事項を埋めるだけで、簡単に書類が作成できます。
また、取引先の住所をあらかじめ設定しておけば、「郵送する」ボタンを押すだけでfreeeが配送を代行します。
※配送代行の機能には別途ご料金がかかります。
さらに、発行した請求書の情報から「どの取引先から」「いつ」「いくらの」入金が予定されているかも自動でリスト化されます。銀行口座への入金明細はウェブ上で同期しているので、入金確認もfreee内で完結。取引先に対する督促作業も大幅に効率化できます。
4. ECやレジアプリなどの外部サービスとデータ連携
最近ではBASEなどのECツールで作物を販売したり、直売所での現金売上をAirレジなどのアプリで管理する農業者さまも増えてきました。freeeはこれらの外部サービスとデータ連携しており、売上データを自動で取得します。
3.ではfreeeの請求書機能をご紹介しましたが、農業特有の機能を備えた販売管理サービスを利用されたい場合には、freeeとデータ連携している「Agrion販売管理」がオススメです。作物の個数・単価や、取引先の情報を細かく管理することができる上、Agrionで作成した請求データはfreeeに自動で反映が可能です。
また、消耗品や書籍をAmazonやラクスルから購入している場合には、それら経費に関わるデータもfreeeと連携できます。
5. 質問に答えるだけで確定申告書類が作成できる
個人事業主の農業者さまの場合、一番頭を悩ますのが年度末の確定申告です。年度末の帳簿付けに加えて、様々な控除の計算作業で数日間徹夜することもあるかもしれません。
freeeの確定申告機能では
「未収穫・未販売の作物や、未利用の資材在庫はありますか?」
「養っている配偶者はいますか?」
といった質問にマル・バツで答えるだけで書類の作成が進んでいきます。
難しい税金の知識がなくても正しい書類がカンタンに作成できるので、確定申告の負担を大幅に圧縮することができます。
6. 今のお金の状態がリアルタイムに把握・共有できる
freeeで自動作成した会計データは、様々なレポートで確認できます。freeeにはお金の動きごとに「取引先」「品目」「部門」といった種類のラベル付けができる「タグ」機能があります。
この機能を使いこなすことで、例えば「1〜6月の取引先Aに対する野菜の売上金額の推移を確認する」といった分析も気軽に行えるようになります。
また、顧問の税理士さんがいらっしゃる場合には、その方をfreeeに招待することでリアルタイムに情報を共有できます。
インストール型ソフトの場合には必要だったメールやUSBでのデータの受け渡しが省け、いつでも税理士さんにチェックしてもらえます。
人事労務freeeのオススメポイント3選
従業員を雇用している場合には、人事労務freeeの併用がオススメです。
人事労務freeeを利用するメリット3つをご紹介します。
1. 給与計算や労務関係の書類作成がカンタンにできる
パートの従業員や正社員を雇用している場合、毎月の給与明細や12月の年末調整書類の作成が必要です。
また、その他にも賃金台帳や出勤簿などの労務関連の書類も作成・保管することになります。
人事労務freeeではこれらの書類作成を、クラウド上でカンタンに行えます。
2. スマホアプリで勤怠管理や情報共有を効率化
人事労務freeeも会計freeeと同様、スマホアプリを提供しています。従業員はスマホアプリで勤怠の登録や、毎月の給与明細の確認ができます。
タイムレコーダーを準備しなくても打刻管理ができるほか、給与明細の印刷・手渡しの作業も省略が可能です。
※勤怠登録や給与明細の閲覧はパソコン版の人事労務freeeからでも行えます。
3. 給与計算の結果は会計freeeに仕訳データとして自動登録
人事労務freeeで計算された給与や社会保険の金額は、会計freeeに自動で反映されます。
会計ソフトへの転記や再計算の手間なく、人件費などの経費登録や管理がラクに行えます。
まとめ
直接販売を始めたり、新しいスタッフが入った時は、事務作業が増えがちです。
そんな時は会計ソフトfreeeを入れてみませんか?
使い方も簡単で、サポートも充実していますので初めてのクラウド会計ソフトにはぴったりです。
事例や使い方はまた別の機会に紹介させていただきます。
森さん、分かりやすいご紹介ありがとうございました!
MISO SOUPでも使っていますが、とても使いやすいサービスです。
直売に取り組み始めて事務作業が煩雑になってきた方はfreeeの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
freeeで浮いた時間を農作業に当てたり、家族との時間に当てたり、ブランディングに取り組めるといいですね。
加工商品を作る際に注意するべき「無添加」の記載ルールについて
【共創キャンプ 後編】
【共創キャンプ 前編】
〜地域活性化の事例を発信〜ディスカバー農山漁村の宝アワードとは
6次産業化アワードとは?どんな人が申し込めるの?
6次産業化について学ぼう!全国のセミナー・イベント情報