32℃で溶ける脂!?ブランド名「32℃豚」に込めたこだわりと想い
こんにちは!MISOマガ編集部です。
本日は、MISO SOUPでプロデュースさせていただいた生産者さんの事例をご紹介いたします。
「消費者に直販していきたい」、「自分たちのブランドを作りたい」、「新しい事業を立ち上げたい」とお考えの方はぜひご参考になさってください!
【MISO SOUPサービスレポートvol.1】高清水養豚組合様
今回ご紹介するのは宮城県の高清水養豚組合様。
自分たちでこだわりを持って、豚を育てていたのですが、本格的に自社ブランドを持っていなかったため、こだわり抜いて育てた豚の良さをしっかりと伝えていきたい、という思いで直接消費者に届けたいと思うようになったそうです。
そんな思いで直接販売を始めたのですが、積極的に販売活動を行なっていなかったということもあり、売上が大きく伸びていない状態でした。
どうやって自分たちの豚をより多くの人に認知してもらい、販促すればよいのかを考えている頃、ご縁あってMISO SOUPにご相談をいただき、本格的に自社ブランドの立ち上げを行い、自分たちの豚を消費者や飲食店の方に直接販売していこうというプロジェクトがスタートしました。
本当にこだわり抜いたものを届けたい
―もしかしたら「手間のかかったおいしい肉が食べたい」という方はそれほど多くないかもしれない。
「それなりの味でいいから安く食べたい」「それほどこだわった肉でなくていい」などそれぞれの事情や考え方がある。
でも私たちは”なんとなく”ではない、本当にこだわり抜いた良いものを追求し続けていきたいし、それをできるだけ多くの方に喜んで食べてもらいたい!
本当にこだわり抜いたものが必要とされれば、養豚家のためにも、豚のためにも良いことだと思います。
消費者の方々から理解されれば、もっと頑張ろうと思えるだろうし、養豚家が潤えば、もっと良い環境で、もっと良い豚を育てることができる。
他の肉の代替えではなく「豚っておいしいよね」と多くの方に喜んでもらえるようになってほしい。―
消費者に興味を持ってもらうためには?
たくさんのブランド豚が存在し、その中で消費者に認知してもらい差別化するためには、美味しいや安全などに加えて、別の要素でアピールしていくことが必要です。
高清水養豚組合様の場合、差別化に必要なのはお話を進めていく中で感じた強い生産者の想いをアピールすることだと考えました。
この想いをどうやって消費者に伝えるか、を考えるにあたり、一番最初に消費者の目に触れるブランド名にこだわり、興味を持ってもらうようにしました。
他のブランド豚などを調べていくと、地名の付いたブランド名や漢字などを使ったブランド名が多かったため、同じ表現方法だと一般的で埋もれてしまいます。
ブランド名を見ただけでどういう豚なのか分かり、興味を持ってもらうしかけとなるようなネーミングを目指しました。
現地まで行って組合の方々へのインタビューを重ね、消費者に食べ比べをしてもらうなどして、何度もブランド名の候補を出し直し、ついにできたブランド名が「32℃豚」。
一般的な豚の脂の融点が36-38℃前後なのに比べ、高清水養豚組合が育てる豚は、美味しさを保ったまま32℃という低い脂の融点を実現している豚です。
高清水養豚組合様のこだわりがこの脂の融点に繋がっていたので、舌の温度で溶ける脂をキャッチコピーとし、32℃豚とネーミングしました。
「良質な豚というのは、肉質はもちろんのこと、脂までおいしく食べられる。本当の肉の味を味わってもらいたい。」という想いをこのブランド名に込めました。
人気の部位が毎週完売!
その他にもECサイト制作やFacebookを活用したPR活動、イベント開催、クラウドファンディングなどを行い、結果としてECサイトの売り上げや問い合わせは順調に伸び、地元の新聞やラジオ局から取材や掲載も多数いただきました。
さらに飲食店への販路を拡大することもでき、出荷数に限りがある32℃豚は、人気の部位に関しては、毎週完売が続いています。
高清水養豚組合様のお声
―今回ご相談して、自社ブランドを立ち上げることができ、さらに成果を出せてとても満足しています。
MISO SOUPさんは自分たちのありったけの想いを親身に受け止めてくれるパートナー。
他では自分たちの想いをここまで受け止めてくれなかったと思います。今後は豚1頭分を売り切れるようになりたいですね!(笑)-
「美味しい!」「出会えてよかった!」と言ってもらえるお客様を一人でも多く増やして、長く愛されるブランドを私たちMISO SOUPと一緒に作っていきませんか。どうぞお気軽にご相談ください。
▶今回利用したMISO SOUPのサービス
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