農業対応のクラウド会計ソフト「freee」の事例と始め方
こんにちは!
MISOマガ編集部です。
コロナウィルスの感染拡大防止のため、令和元年度の確定申告の期限が1か月延長されましたが、農家の皆さんは既に確定申告はお済みですか?
申告期限は2020年4月16日までとなっていましたが、4月17日以降も期限を区切らずに柔軟に申告の受付対応は行われるとのことです。
今回は、農業対応のクラウド会計ソフト」freee」の森さんにfreeeの事例と使い方について紹介していただきます。
森さん、宜しくお願いします!
こんにちは、freeeで農業向けの専任担当を務めている森です!
freee農業チームではTwitterで情報発信を行っています。よければこちらもフォローくださいね。
今回の記事では、freeeを活用していただいている事例や、使い方を紹介します。
〜目次〜
freeeとは?前回のおさらい
freeeは「クラウド型」と呼ばれる、オンライン上で利用ができる会計ソフト/給与計算ソフトです。
複数のパソコンで同時に利用ができるほか、スマホやタブレットでも操作ができます。
freeeは2013年にサービスの提供を始めており、現在では100万以上の事業者様がご利用、クラウド型の会計/給与ソフトの分野ではNo.1のシェアとなっています。
※法人シェア。BCNおよびMM総研調べ。
そしてクラウド会計ソフトの中では唯一、農業所得の確定申告に対応しています。
個人事業主の農業者さまがクラウド会計ソフトをご利用の場合、現状の選択肢ではfreee一択となっています。
対応しているだけでなく、使い勝手にもこだわっています。
・自動同期、仕訳
・領収書は撮影して自動で帳簿付け
・簡単確定申告
・スマホでデータ共有
など、使ってみるとわかる便利な機能が盛りだくさんです。
おさらいはこのくらいにして、今回は事例を紹介します。
農業者さまのfreee活用事例
freeeはすでに多くの農業者さまに導入いただいています。
農業者さまのfreee活用事例を2つご紹介します(全文とその他の事例記事はこちらのページからご覧いただけます)。
阿部梨園さま
栃木県宇都宮市にある阿部梨園は、3年間で500件もの業務改善によって「直売率99%超」「販路拡大」などを達成したことで業界から注目されている個人農家です。阿部梨園の業務改善を会計の面で支えたのは、クラウド会計ソフトfreeeでした。
ー以前は、(中略)Windowsインストール型の会計ソフトを使って経理業務をしていました。農作業をしながら定期的に経理業務をする時間を割くのは難しかったため、毎年1月から2月にかけて1年分の取引をまとめて入力していたそうです。冬でも剪定などの畑仕事があるので、夜通し申告作業をする日々が続いて大変だったとも聞きました。
ー(会計freee導入によって)記帳にかける手間と時間が減りました。自動仕訳や同期といった機能のおかげで、取引全体の9割近くは自動で記帳できているのではないでしょうか。販路拡大などで取引量が急増したにもかかわらず、会計処理時間は従来の6分の1程度で済んでいます。
ー会計freee導入を機に、弊園における会計の意味合いは大きく変わりました。税額を決めるためだけの会計から、意思決定や業務改善に活かすための会計へ。管理会計っぽさも取り入れながらできていると感じます。日々の行動や改善活動の結果が数値として表れますから、「自分たちの行動が、どれだけ会計に反映されているか」が分かります。良い経営は良い会計に反映されると実感しました。
農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデンさま
愛媛県八幡浜市にある農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデンは、温洲みかんを中心とした柑橘類の栽培・販売、調味料「塩みかん」を代表とする加工品の製造・販売などを行っています。みかん・柑橘類では日本で初めてGlobal GAPを取得するなど、世界基準に基づいた農業経営にも挑戦する中で、業務改善のために会計freee・人事労務freeeを導入しました。
ー以前は、父が使っていた会計ソフトを使って経理業務を行っていましたが、いくつか不便だと感じる点が出てきました。たとえば、われわれは生産部門と卸部門で別々に会計管理をしなければいけないのですが、ソフトの仕組み上それができませんでした。また、インストール型の会計ソフトだったので、出先で数字を見たいときにはUSBで自分のパソコンへデータを移す手間が掛かるなどといったことも不便に感じていました。
ー(会計freee導入によって)経理業務に掛かる工数が50%ほど減りました。銀行口座のデータと同期でき、請求書の発行も会計freeeで完結できるなど、経理と会計がリアルタイムでつながったことで、転記の手間が減って大幅に作業が楽になったからです。また、クラウド型であるため、取引先との商談や展示会で出張している際も会計freeeにログインできるようになったので、経理担当者に電話で確認する手間も無くなりました。
ー今では、会計freee以外に人事労務freeeも利用しています。人事労務freeeは、社会保険料も自動で計算してくれるので、給与計算の際に手作業が必要なくなって業務効率化に役立っています。また、年末調整は、もともと紙ベースで作業していて100時間程度の工数が掛かってしまっていたのですが、10時間程度で作業が完結できるようになり、とても楽になりました。他に、社員が入社した際に用意が必要な書類が、人事労務freeeの中に揃っている点も便利ですね。
freeeのご料金
会計freeeは定額料金制を採用しており、個人事業主の方の場合は月額980円(税抜)の少額から利用を始められます(法人の場合は月額2,380円(税抜))。
人事労務freeeは、個人事業主/法人を問わず月額1,980円(税抜)からご利用可能です。
また、会計freee/人事労務freeeともに、無料で操作体験ができるお試しプランを提供しています。まずはお試しプランでfreeeの機能をご覧ください。
freeeの始め方
「freeeの導入を検討したい!」という場合には、こちらの流れでご利用ください。
お試しプランで色々な機能に触れていただくことで、イメージを持っていただけるかと思います。
アカウントは3分程度ですぐに作成できますので、農作業の休憩中などのスキマ時間でサクッと登録してみてください。
1. まずはアカウントを作成してみる
まずはfreeeのアカウントを作成しましょう。
アカウント作成は基本情報の登録のみ、3分で完了します。
2. スマホアプリをダウンロードする
次に、スマホアプリも合わせてダウンロードしましょう。
アカウントを作成した後であれば、ダウンロードしたアプリには1.で設定済みのメールアドレスとパスワードでログインできます。
・会計freeeアプリのダウンロードはこちら(iPhone版)
・会計freeeアプリのダウンロードはこちら(Android版)
・人事労務freeeアプリのダウンロードはこちら(iPhone版)
・人事労務freeeアプリのダウンロードはこちら(Android版)
3. 領収書の撮影・銀行/クレカのウェブ明細同期を試してみる
freeeの便利さをイメージしやすいのが、領収書の撮影とウェブ明細の同期です。
スマホアプリで領収書を撮影する他、銀行/クレジットカードのウェブサービスをお持ちの場合は、明細の同期設定を行ってみてください。
4. 初期設定を行い、本格的な利用を始める
freeeの操作イメージがついたら、初期設定を行って利用をスタートしましょう。
初期設定の方法は専用のヘルプページでご案内しています。
5. 不明点はサポートへの問い合わせで解決
ご利用開始にあたりfreeeの操作方法に不明な事項があれば、サポートデスクまでお気軽にご連絡ください。
サポートデスクへのお問い合わせ方法はこちら
農業向けのfreee操作方法に関するヘルプページはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事が、読者の皆さんのお役に立つ内容となっていましたら幸いです!
細かい部分で不明点などありましたらしっかりサポートさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
登録のお申し込みお待ちしております!
→クラウド会計ソフトfreee
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森さん、分かりやすいご紹介ありがとうございました!
会計サービスの導入を考えている方は、freeeの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
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