生産者と飲食店を繋ぐサービス

こんにちは!MISOマガ編集部です。


オーガニック野菜に特化して農家と個人の消費者を繋ぐサービス「食べチョク」、野菜・果物・魚介類など幅広いカテゴリで生産者と消費者を繋ぐサービス「ポケットマルシェ」。 

ここ数年の間に、生産者が個人の消費者に直接販売できるサービスが増えています。 


生産者にとっては、全国にお客さんを持つことができたり、消費者と直接コミュニケーションが取れたり、直接販売で利益率が高いといったメリットがあります。 


一方で、個人消費者に直接販売すると1件当たりの注文数が少ないため、ある程度の量で販売したい生産者にとっては、1件1件に対応することは困難な現実があります。 


そこで今回は、まとまった量を直接販売したい生産者の方におすすめしたい ”生産者” と ”飲食店” を繋ぐサービス活用のメリットとサービス事例をご紹介したいと思います。
 

サービス活用のメリット


生産者がサービスを活用するメリットは大きく3つあります。


①販路拡大

プラットフォームを利用している全国の飲食店に自慢の食材を直接販売することができる。


②利益率向上

直接販売することができるので、価格決定権を持てる。こだわりの食材を適正価格で販売できる。


③市場のニーズを把握することができる

自分たちで直接販売・出品することでこだわりの直材のブランディングやPRができたり、飲食店からの要望を把握することができる。


また、利用料や登録料が無料で使えるサービスも多いので、低コストで始められるところもいいですね。


それでは次に具体的なサービスの事例をご紹介していきます。

SEND(センド)


プラネット・テーブル株式会社が運営する「SEND」というサービスでは、地域の農産物を需要の多い首都圏に供給する仕組みを提供しています。 


SENDでは、生産者は獲れたて食材をSENDが運営する拠点に発送するだけ。 

あとはSENDがその拠点から食材を求める飲食店等に配送していきます。 

出典:SEND


さらにSENDでは、検品・全量買い取りなので確実な収益を見込むことができます。入金のサイクルも柔軟に変更できるので経営する上で、助かる要素が多いのもポイントです。 


人口が集中している首都圏での需要は地方とは比べ物にならないので、こだわって作った食材を首都圏に向けて販売したいと考えている生産者にとってはオススメです。 


▼SEND(センド) 

https://send.farm

REACH STOCK(リーチストック)


「REACH STOCK」は音楽配信事業の大手である株式会社USENが運営する産直ECサービスです。


運営が株式会社USENということで、音楽配信事業を含め様々な事業で培った飲食店との繋がりを多く持っているのはREACH STOCKの強みと言えそうです。 


REACH STOCKは、生産者と飲食店がマッチングする場を提供するサービスなので、SENDのように全量買い取りや飲食店への配送はありません。 


生産者が食材とそれにまつわるこだわりストーリーをREACH STOCKに登録し、こだわり食材を求める飲食店側がREACH STOCKで食材を探し発注するといった仕組みになっています。

 

出典:REACH STOCK


また、飲食店への請求はREACH STOCKが代行し、入金に関してもREACH STOCKが行うので、100%入金が保証されているので安心して利用することができます。 


食材のこだわりを飲食店に直接伝えたい、消費者まで伝えたいと考えている生産者にとってはオススメのサービスです。 


▼REACH STOCK(リーチストック) 

https://reachstock.jp

食べチョクPro


「食べチョクPro」は株式会社ビビッドガーデンが運営する生産者と飲食店を繋ぐサービスです。


冒頭にご紹介した個人の消費者を繋ぐサービス「食べチョク」の飲食店向けサービスです。


飲食店側が食べチョクProに店舗情報や欲しい食材を伝え、その要望に見合った食材を食べチョクProの担当者が選定し、飲食店側に提案する仕組みになっています。

出典:食べチョクPro


株式会社ビビッドガーデンは食べチョクも運営しているので、オーガニックの野菜やなかなか手に入らない珍しい野菜も取り揃えているのが食べチョクProの強みと言えそうです。 


オーガニック野菜の生産者や珍しい野菜の生産者にとってはオススメのサービスです。 


▼食べチョクPro 

https://pro.tabechoku.com

こんなマッチングサービスも


上記にご紹介した飲食店と繋ぐサービス以外にも、バイヤーや企業、業務用食材仕入れなどの取引先と直接取引をするための様々なマッチングサービスがあります。生産者さんの課題や状況に合わせて利用するサービスを検討してみてください。


agreach(アグリーチ) 

農林水産省の補助事業として構築した農林水産物の生産者・卸売業者・バイヤーがそれぞれの取引先情報を閲覧することができるシステム。

利用料・登録料は無料。登録すると自社ページで農園や食材のアピールをしたり、興味ある取引先企業にコンタクトを取ることができる。


Tsunagu(ツナグ) 

JA横浜とNTTドコモがコラボした生産者と企業が直接売買できる農作物取引プラットフォーム。事前にWeb上で予約販売を買い手企業と取引し、JA横浜の直売所などで農産物の受け渡しを行う。


ISPフーズ 

業務用食材の仕入れサイト。登録品目数に応じて月額・年額の契約料がかかる。農産物だけでなく畜産物・水産物・加工食品など幅広い品目を扱う。


farmO(ファーモ) 

オーガニック・エコ農業に取り組んでいる生産者と買い手をつなぐサービス。利用料・登録料は無料で、有機JASの認証は特に必要ない。

終わりに


今回ご紹介したサービスでは、飲食店と繋がることができるので個人の消費者より1件あたりの取引量は多く、さらに飲食店は毎日多くの食材を使うため、飲食店が満足した食材であれば継続した取引が期待できます。 


食材のこだわりやストーリーを少しでも伝えたい、ある程度の取引量で取引したい、こういった考えを持つ生産者は、今回ご紹介したサービスを検討してみるのもいいかもしれませんね。 


飲食店と直接取引をするサービスの利用について、詳しくお知りになりたい方、ご興味のある方はMISO SOUPまでお気軽にお問い合わせください!


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